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記憶と私の歌

地球のみなさん、こんにちは。 

お絵かき大好きシンガーソングライター中田真由美でございます。みんなと生きているって楽しいなあ〜。

( https://nakatamayumi.jimdo.com/ )

 


2020/05/28

くもってて、晴れて、大雨で、晴れ

 

 

何故だろう。

 

高校生くらいの時の古い記憶が急に蘇った。

 

あ。

私、昔、オーディションを受けようとして、カラオケでレコーディングした自分の歌、初めて聴いて。思っていたより遥かに下手だった事にショックを受けて、しばらく、歌が嫌いになったことがあるなあ〜。

って。

 

中学生の時、合唱部でソロパートのオーディションを部内でやって、見事に選ばれて。それに高校に上がっても、ずっと周りのみんなが、私の歌を褒めてくれてて、歌う事は、本当に大好きで。

 

一度だけ、母親に勧められて有名になるためのオーディションを受けようとした。

それで、母親と一緒にカラオケに行き、初めて店内のレコーディングシステムを利用して、1曲1000円くらいで、確か、ジュディマリのそばかすを歌ったんだかな。

帰って、その音源を聴いて、びっくりしたんだ。

 

これが私!?

下手くそ!!!

背筋が凍ったのに、顔は赤面して。

オーディションは、やめた。

 

当時は、全然笑えなかったけど、

今は笑えるなぁ〜、そのあとの流れを考えると、変な道をグネグネ、でも真っ直ぐ。

 

その後、大学進学には、何故か全く魅力を感じなくて、私は、どっぷり音楽に浸かって歌う事だけになってみたいから、って、反対する親を説得して、音楽の専門学校に入学。その時私は、こう言われた。

「あんた、今後の人生、ろくな奴が周りに集まらないよ。それでもいいの?」

って。

親は、心配だったんだろうな。と思う。そうは言っても、私をこの道に放ってくれたんだから、私の覚悟をあの時、確かめたんだと思う。

私は思った。

「周りは関係ない、私がやりたい事をする為に、行きたい場所に行く為に、自分に合う道を選んでる。」って。

高校の先生にも、「中田みたいな子は、染まりやすいから、先生は心配だよ。いいか、絶対に夜の仕事はするなよ。」と心配された。笑

わたしは、結構、捻くれてる部分もあるから、大丈夫だった。窮地に立っても、頑固で、全然、染まりにくいっていう事を先生は見抜けていなかったけど、心配してくれて、有り難かった。

 

専門に入って思ったのは、

「なるほど。私は、自分の歌が作りたい。」

「なるほど。歌を上手くなる事に魅力を感じていない自分がいるな。私には合わないのかも。」

「下手でもいい歌歌える人のほうが私は好きだし、上手くないのに人を感動させる力がある人の方が凄いし、上手く歌えるのに心に響かない歌もあるんだな。」

「私を感動させるものに共通しているのは、なるほど。オリジナリティだ。唯一無二。」

 

卒業してから、

結構、大きな悲しみがあって、

自分が二つに分かれてしまったような精神状態に陥ってしまった。その時、自分を突き詰めて、全て断ち切って、自分とは何ぞや、の時間に没頭して。部屋真っ暗にして、蝋燭の火と向き合って、めちゃくちゃ自分の中の自分と対話して。なんか、そうしてるうちに、楽曲の方向性がまるで変わった。

私はわざと下手クソな歌をうたったりした。あえて技術を取っ払った。その下手クソさは、演技ではなくて、上手く歌おうとすることをやめ、無意識になって、音程を無視して、その音そのものに、魂を乗っけるような、

そういう歌を目指した。

良くも悪くも、やりすぎなくらい極端な方向に自分を追い込んでしまうんだよなぁ。

 

そして、少しずつ歌い方についてのこだわりは消化して、楽曲の詞に自分を捧げていった。

ソロ活動を初めて、これぞ中田の曲だと思えた作品が出来たのが、2008年

「ミタイ」

YouTube:https://youtu.be/KAgmrgkS65A

 

という曲だった。

とても変な曲だったけど。

その曲は、映画監督(片岡翔さん)の耳に触れて、

エンドロールで流れる事になった。

 

 

すごく波乱万丈で、

高校の時、母が忠告してくれたように、

変な人や悪い人に変な事をされたり、巻き込まれたりも、やっぱりあった。

その度に、偉く傷ついたけど、

やっぱり、そんな人ばかりじゃなくて。

 

幡ヶ谷36°5 というお店で出逢えたみんなや

西荻窪サンジャック というお店で出逢えた本物達や

私と一緒に作品を作ってくれている作家さんや

コラボしてくれているアーティストさん達、

今、生活の中で関わってくださっている皆さんや

ずーっと私の歌、

覚えていてくれてる皆さんもいて

尊敬できる素敵な人って、

いっぱいいるんだよなぁ

 

私自身が、生活してると落ち込みやすかったり、精神的に追い込んで独りになりやすいから、

歌う自分は、日常の自分のためにテーマを与えてくれた。「素敵を見つめることだよ」って。

 

だから、私は今

素敵を見つめる為に

素敵な自分に向かっていたくて

ツアーや、音楽や、表現界を通して

出会えたみんなにも

「すてきをさがス」

って歌ってるんだ。

 

周りの素敵を見つめて生きてれば

ゆっくりだけど、

嫌だった事とかも乗り越えられてるし、

大切にしたいものを大切にできるから。

 

ほんとうに、

 

凄いことだ。

嬉しい、

 

いつからか、研ぎ澄まされてゆく音に

身を委ねることを覚えた

今は、とても静かで

嬉しい、

歌う自分が自分のそばにいてくれて

 

歌う時の中で すべてと繋がっている

その感覚を感じる

 

呼吸をして

空中が笑ったりする

 

歌声。

 

そこにみんながいて

共有する感動、笑い、涙、幸せ、

浄化されてゆく、怒り、悲しみ、騒々しさ、

 

耳を傾けて、

次に息を吸うまでの瞬間の最後まで

一緒に感じあえてるあの空間

 

ライブ。

 

ここにいる私は、ライブがしたい。

 

記憶から、今日の私に、

「素敵なライブをしましょう」

と背中を押してもらったような

 

そんな気がする。

 

ありがとう、

これからも。ずっと。

 

 

 

わたしの愛しの 一橋学園coffee&music
ローリングビーンズにて

今日も長々となりました、最後まで読んでくださってありがとうございます。6月、お知らせがあります。朗報だと思います。何かな?(ふふふ。)決まったら、すぐに予約が必要かもしれません。なので、ギラギラしていてください。笑


 

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投稿者: Mayumi Nakata

東京在住/1985年生まれ/シンガーソングライター/色鉛筆お絵かきetc... ================================= ■歌い手 (作詞・作曲・ギター・うた)『多彩な声色と遊ぶように歌う』独自の詩世界とともに見つけた日常の"素敵"を作品にしている。型にはまらない唯一無二の表現が認められ映画楽曲提供や、絵描き操り人形師など芸術家とのコラボで活動の場を広げている。音楽家・夏秋文彦と共に制作した2ndアルバム「ユメノワナ」2019年5月リリース。 ※2010年~片岡翔監督、短編映画「くらげくん」をはじめ6作品に楽曲提供。 ※アニメ作家フシギナとのコラボ作品「うそつき」が2019年立川名画座通り映画祭ミュージック部門優秀賞を受賞 =================================

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